近年、リモートワーク勤務に注目が集まっています。自宅で仕事ができるので通勤が不要で、感染症を予防する観点からもメリットがあります。

リモートワークの働き方の最大の特徴は、出社が不要なことです。電子メールや電話、ファックスなどを使用して会社や取引先と連絡を取れます。企業のなかにはリモートワークを試験的に実施し、業務に影響がなければ在宅勤務の日数を増やすなどの措置を講じるケースが増えてきました。企業側からすれば従業員の交通費を削減でき、オフィスの規模を縮小できることから、経費全般の削減効果が期待できます。

働く人からすれば通勤が不要になり、作業時間を増やせるメリットがあります。一方で上司や同僚が近くにいるわけではないので、気が緩んでしまう人がいるのが現実です。会社勤務と比較して生産性が低下するという人がおり、自己管理スキルに自信のない人には不向きな側面があります。

リモートワークが向いている人は、自分のお尻を自分で叩ける人です。適度な緊張感を持って作業するために、会社と密に連携を取るなど工夫している人もいます。

リモートワークは甘えが生じやすいですが、現実的には会社勤務と比較してシビアな判断をされることが多いです。会社勤務だと人当たりがよい、笑顔が魅力的、といった理由で高評価を受ける人は少なくありませんが、リモートワークでは成果物だけで人材の評価がされます。逆にいえばコミュニケーション能力に自信がなくても、高品質の成果物を作成できるという人には適しています。